225(1)塩分の付着(2)異種金属の付着(3)酸やアルカリの付着(4)汚れやさび落とし用洗剤の付着(5)排煙含有物質の付着(6)据え付け場所による影響・使用環境や設置条件等によっては、外壁用部材周辺の壁が汚れる場合があります。特に外壁用部材の開口部(吹出し方向)に注意の上、選定ください。外壁用部材が腐食する理由と対策機種選定時のお願い①ステンレスの表面に塩分が付着すると不動態皮膜が壊されて腐食(赤さび)する場合があります。当社のステンレス製外壁用部材は海岸近くなどの重塩害エリアには使用できません。必ず耐重塩害グレード(受注生産)をご使用ください。※詳しくは、9〜10ページをご参照ください。②アルミの表面に塩分が付着すると腐食(白さび)の発生原因となります。当社のアルミ製外壁用部材は塩害エリアには使用できません。必ず耐塩害グレード・耐重塩害グレード(受注生産)をご使用ください。※詳しくは、9〜10ページをご参照ください。・異種金属(鉄・亜鉛など)が付着すると『もらいさび』となり、接触すると『電位差腐食』となります。外壁用部材に異種金属が接触する据え付けはお避けください。接触する据え付けが避けられない場合は、接触部分に隔離膜(シール材・シートなど)を設けてください。異種金属の粉末付着(例として線路近くの鉄粉など)には『耐塩害グレード』も効果はありますが、定期的な清掃、メンテナンスを行ってください。・酸やアルカリが付着すると腐食の発生原因となります。付着した部分は必ず清掃、メンテナンスを行ってください。・汚れやさび落とし用の洗剤を使用した場合、付着した部分が腐食する場合があります。付着した部分は必ず清掃、メンテナンスを行ってください。・排煙中に含まれる『煤煙・亜硫酸ガス・塩化物など』に影響を受けた状態では腐食する場合があります。定期的な清掃、メンテナンスを行ってください。・上記(1)〜(5)の影響は、雨のかかりにくい場所(軒下など)でも早期に腐食する場合があります。これは外壁用部材に付着した腐食促進成分が雨水で洗い流されず、堆積濃縮されて腐食を発生させることが考えられます。雨のかからない場所であっても定期的な清掃、メンテナンスを行ってください。
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