防錆対策により部材の寿命を延ばし、建物の外観を美しく保ちます。
メルコエアテクノロジーでは、ステンレス製全商品に「粉体焼付塗装」を採用。
ステンレス製品は標準品が「耐塩害グレード」です。
メルコエアテクノロジーでは、ステンレス製全商品に「粉体焼付塗装」を採用。
ステンレス製品は標準品が「耐塩害グレード」です。
ステンレスは、含有成分のクロム元素が空気中の酸素と結合し「不動態皮膜」を作ることで表面の酸化作用(腐食)を防ぎます。しかし、この皮膜にも大気中の鉄分(もらいサビ)や塩分などが付着すると、不動態皮膜を傷つけ、表面に腐食を発生させることになります。
当社ステンレス製外壁用部材は、それを防ぐ対策として、「粉体焼付塗装」を全商品に採用。腐食に対する耐力(防錆性)を向上させています。
粉体焼付塗装とは
粉状の塗料を被塗物に静電気を利用して付着させ、焼付乾燥を行います。また、塗料は有機溶剤などを用いておらず、顔料や樹脂、添加剤などを細かい粉体に砕いた粉状の塗料を使用する塗装です。

1. 溶剤焼付塗装より、広い範囲の塗装が可能
2. 溶剤焼付塗装より、塗装膜厚が厚い
2. 溶剤焼付塗装より、塗装膜厚が厚い
腐食耐力の向上
粉体焼付塗装は塗料の付着性が悪くなりがちな金属の切断面にもよく付着し、厚い塗膜で腐食耐力を向上させています。

「シルバーメタリック」の質感をより向上
建物のデザインによりフィット感を持たせるため、ステンレス感のある「シルバー色」を採用。
メタリック感を持たせながら光沢が出すぎない「5分ツヤ」の仕様としています。

ステンレス製外壁用部材は標準品が「耐塩害グレード」
■「耐塩害グレード」とは ●商品のフード部分を粉体焼付塗装することにより耐塩害グレードとしています。
〈注〉耐塩害グレードでも発錆に対して万全ではありません。
注意事項を確認の上メンテナンスの実施をお願いします。
注意事項を確認の上メンテナンスの実施をお願いします。
■「耐塩害グレード」の設置場所の目安
●塩害エリアとは潮風に直接あたることはないがその雰囲気にあるような場所です。
・設置場所が海から1kmを越える場所
・設置場所から海までの距離が300mを越え1km以内において
・設置場所から海までの距離が300mを越え1km以内において
(1) 潮風が直接あたらない場所
(2) 海岸面と反対になる場所
(3) フード部分に雨が直接あたる場所
・融雪剤の影響を受ける場所
(2) 海岸面と反対になる場所
(3) フード部分に雨が直接あたる場所
※「耐塩害グレード」・「耐重塩害グレード」の選定については設置距離の目安を参考にご検討願います。
海岸近くの重塩害エリア向けに「耐重塩害グレード」を 特殊品として受注生産
■「耐重塩害グレード」とは ●商品のフード部分表面・裏面に対して、標準の仕様に加えて、クリアー塗装あるいは指定色塗装を施したものです。
※耐重塩害グレードでも発錆に対して万全ではありません。注意事項を確認の上メンテナンスの実施をお願いします。 ■「耐重塩害グレード」の設置場所の目安
●重塩害エリアとは潮風の影響を受ける場所です。
※ただし塩分を含んだ水が直接かからない環境とします。 ・設置場所から海までの距離が300mを越え1km以内において
(1) 潮風が直接あたる場所
(2) 海岸に面する場所
・設置場所が海から300m以内の場所
(2) 海岸に面する場所
※「耐塩害グレード」・「耐重塩害グレード」の選定については設置距離の目安を参考に
ご検討願います。
■設置距離の目安
●潮風があたらない場所![]() |
●潮風が直接あたる場所![]() |
※設置場所と距離の目安は下記基準を参考としております。
■日本冷凍空調工業会(JRA規格) 空調機器の耐塩害試験基準(JRA 9002-1991) 設置距離の目安以外に、地域特有の条件により「塩害エリア」「重塩害エリア」に該当する地域が拡大する場合がありますので、使用する地域に既設の建築施設などの腐食程度、補修頻度などを参考に、耐食性をご検討ください。 |
●本体標準色のままで使用する場合は「標準色+耐重塩害グレード」とご指定ください。
●指定色塗装をする場合は「指定色塗装+耐重塩害グレード」とご指定ください。
〈耐重塩害グレードの塗装方法〉
●標準色の場合
標準品(耐塩害グレード)の上にクリアー塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
標準品(耐塩害グレード)の上にクリアー塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
●指定色塗装の場合
標準品(耐塩害グレード)の上に指定色塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
標準品(耐塩害グレード)の上に指定色塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
■アルミ商品について
アルミ製外壁用部材の標準品は耐塩害グレードではありません。
アルミ製の商品を塩害エリアで使用される場合は耐塩害グレード、重塩害エリアで使用される場合は耐重塩害グレードをご指定ください。
※アルミ素材は塩害などにより腐食(白さび)が発生し、腐食が進む場合があります。
●耐塩害グレード(受注生産)の塗装方法
標準品の上に指定色塗装またはクリアー塗装を「商品の表面側」に施します。
標準品の上に指定色塗装またはクリアー塗装を「商品の表面側」に施します。
●耐重塩害グレード(受注生産)の塗装方法
標準品の上に指定色塗装またはクリアー塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
標準品の上に指定色塗装またはクリアー塗装を「商品の表面側・裏面側全面」に施します。
注意事項
「耐塩害グレード」・「耐重塩害グレード」を使用した場合でも発錆に対しては万全ではありません。また、発錆や誤据え付けなどは部品や商品の落下につながりますので、据え付けやメンテナンスに際しては、必ず下記事項を遵守願います。
●長く安全にご使用いただくためには、必ず定期的(1年以内ごと)な点検・清掃・修理・交換を行ってください。
特に軒下などでは汚れが蓄積されますので、早めの点検、清掃、お手入れをお願いいたします。(塩分や黄砂などの汚れをそのままにしておきますと腐食の発生原因となります)
特に軒下などでは汚れが蓄積されますので、早めの点検、清掃、お手入れをお願いいたします。(塩分や黄砂などの汚れをそのままにしておきますと腐食の発生原因となります)
●「塩害エリア」、「重塩害エリア」の設置環境では水道水などで洗い流すなどの方法で清掃することをお願いします。
●この商品は汚染ガス耐力(酸、薬品、温泉害など)を持たせたものではありませんので、早期にさびが発生する場合があります。このような環境で使用する場合は、特にこまめな点検、清掃および早めのお手入れが必要です。
※詳しくは「据付・メンテナンス」をご覧ください。
※詳しくは「据付・メンテナンス」をご覧ください。